台湾に留学やワーホリをする場合は、台湾に来たらまずすることとして部屋探しがあると思います。
日本でも部屋探しは大変なのに、台湾だとそもそも言葉が違うし、やり方も違う部分が多いので更に大変です。
私が部屋を探したときは、1週間で探すという割とムチャな計画を実行しました。なんとか3日目で見つかりましたけど、なかなか難航したのは事実です。
その経験を踏まえて、台湾で一人暮らし用のアパートを探す際の見るポイントや注意点を紹介します。
日本と台湾の部屋探しの違い
日本と台湾の部屋探しの大きな違いは、
不動産屋を通さず、大家さんと直接交渉すること。内見の連絡から実際の契約まで大家さんと直にやりとりすることが多いです(代理人に代行している人もいますが)。
また、設備面も日本の基準で考えるとある程度妥協しないといけない部分が多々あります。
一人暮らし用の部屋はキッチンが付いてなかったり、シャワーとトイレは一緒なのが普通です。日本のアパートほど綺麗な部屋は、だいたい12000元以上は出さないと厳しいかと。
あとは、一人暮らし専用のアパートがないので、もともと3LDKだったような場所を壁で区切ったものが多いです。
アパートを探して契約するまでの流れ
アパートを探して契約するまでの流れは、以下の通り。
- アパート探しのサイトで物件を探す
- 物件の担当者に電話する
- 内見に行く
- 契約する
1. アパート探しには591を使おう!
アパートを探すときは「591」というサイトを利用します。
全て中国語で書かれていますが、必要な単語を知っていれば中国語が分からなくても大丈夫です。
詳しいやり方はこちらのにじいろ台湾さんのブログに詳しく書かれていますので参考にしてください⇒台湾お部屋探しの強い味方!「591」の使い方マニュアル。
先に部屋の条件を決めておこう!
いきなり検索するのではなく、自分の部屋に必要な条件をまず決めておくと探すのがスムーズです。
- 予算(自分の場合は11000~13000元)
- 階数(2~4階希望)
- 最寄りのMRT駅まで徒歩15分以内
- 可能ならキッチン付き
- トイレと風呂場は一緒でもよい
- 洗濯機は専用がよい(獨立洗衣機)
- 家具付きか(机と椅子、ベッドは必須)
- 家から駅までの道路の交通が激しくない
- 近くに食べ物屋が多い
- 夜市が近くにない(騒音)
2. 電話をかけてアポを取ろう!
中国語ができる方は「591を見た者ですが…」と連絡することになります。
意外と大家さんに連絡が取れないことも多かったです。連絡が取れても日程が合わず内見できなかったり、既に部屋に入る人が決まっていたりしました。多めに部屋の候補を決めておくことが大事です。
日本人ということで断られることはなかったのですが、こちらが中国語を話せないということで断られたことはありました。
「中国語なんてまだできないよ!」という人はここは台湾人や日本人で中国語ができる人の力を借りましょう。私は台湾にそのとき知り合いはいなかったので、日本にいる台湾人の友人に日本語ができる知り合いを紹介してもらいました。
3. 内見の時にはここを見ておいて
部屋が気に入ったら、契約期間や家賃を再度確認しましょう。管理費や電気代、水道代、ケーブルテレビ、ネット費用が込みかどうかも重要です。
4. 契約時にはここを確認しておくべし
契約は大家さんとすることになると思いますが、なるべく台湾人や日本人で中国語ができる人に付いてきてもらいましょう。
契約書に知らないことが書かれていて、誤解があったりだまされるのを防ぐためです。
- 家賃の再確認
- 電気代の測定方法(1メーター5~6元が相場みたい。高い!)
- 毎月の家賃の支払い方法、いつ支払うか
- 大家さんの身分証を確認する
- 郵便物の受取方法(郵便受けは他の人と共同のことも多い)
- ゴミ出しの曜日と時間は聞いておく
契約時に敷金(2ヶ月分)、1ヶ月分の家賃の支払いを求められる場合があります。事前に確認してください。
5. その他で気になることとか
Q:中国語ができない!
A:台湾の友人に手伝ってもらいましょう。それか、日本語ができる大家さんを探す。
日本語ができる大家さんを探した例はナカジマチカさんのブログに書かれています。
⇒台湾で一人暮らしするために賃貸を契約してきた。中国語を喋れない僕が行った台湾の部屋を借りる方法
Q:部屋探しから契約までどのくらいの期間かかった?
A1:日本にいるときから591で物件探しをし、台湾に渡航してから部屋探しを始め、3日目の4つ目の物件で契約をしました。そして7日目で引っ越し。
日程的には語学学校の授業開始ぎりぎりになったので、授業開始の2~3週間前には渡航して部屋探しをすることをおすすめします。短い期間でも部屋は探せますが、焦るとよくない物件でも妥協してしまう可能性もあるので、余裕が大事です!
A2: 3回目の部屋探しの時は1ヶ月かけて部屋を探しをしました。それでも良い部屋がなかなか見つかりませんでした。部屋探しってご縁だから本当に難しい。
Q:家賃の予算はどれくらいにした?
私は語学留学時代は8000元~12000元の間で探して11000元の電気代別ネット費用込みのところの部屋に決めました。現地採用時には11000~13000元で探しました。
ちなみに、日本人の基準に耐えるような綺麗な部屋は台北市内で12000元以上はします。それ以下になると、部屋の雰囲気が暗かったり、設備が古かったり、不便なところだったりなどとマイナスポイントが目立ってきます。
でも高雄や台南だとかなり安くて、5000元くらいでイイ部屋があるらしい。台北の家賃が高すぎるのでしょうね。
Q:家賃は値下げ交渉できる?
値下げ交渉はしてみるとよいです。私も12000元だったところが11000元になりました。
「私が日本に旅行に行ったときは日本人は値切りに応じなかったよ!」と大家さんに嫌味を言われましたけどね…。笑
Q:保証人って必要なの?
A:ケースバイケースだと思います。私の場合は、たまたま契約時に友人に付き添ってもらっていたので、友人に保証人になってもらいました。契約する前に大家さんに確認したほうがよいと思います。
まとめ
部屋探しは、長い間住む場所なのでとても大事です。
女性の場合は安全面から見ても、しっかり部屋選びをしたほうがよいです。
まあしっかり選んでも、トラブルはあるようですが…。用心に超したことはありません!
ちなみに、部屋探しの手段は自分で探す他に、ものすごく高いけど日系の不動産屋を利用したり、Facebook上にあるルームシェアの募集、台北在住日本人向けの掲示板を利用するという手もあります。