私は台湾に1年間留学していましたが、海外に長期間暮らしたのはこれが初めてでした。
海外で生活するにはその国の文化や習慣、人々との価値観、食べ物が合わないと苦しいと思いますが、台湾で暮らしてみると『全然問題ない!これなら1年とは言わず数年暮らせる』と思いました。
もちろん外国ということで不便なこともあるけれど(ショッピングが楽しくないとか、娯楽が少ないとか)、それ以上に日常生活が精神的にも体力的にも楽チンだったんです。
今回は台湾に住んでみて「これいいわ~」と思ったところを紹介します!
外食が安いので料理を作る必要がない
台湾は外食が安くて3食すべて外食でも200元~400元(760円~1520円)ほど。
私の部屋にはキッチンがなかったし、台湾料理も苦ではなかったので毎日3食外食してました。
すべて外食ってすっごく楽なんですわ。
ええ、もうすっごく楽!!!!!!
献立を考える時間・材料を買う時間・料理を作る時間・お皿を洗う時間・生ゴミを出す時間がいらないんですよ!!
私は料理を作るのが好きではありません(食べるのは好き)。自分1人のために献立を考えたり、料理をするのって本当に面倒で無駄な時間でした。
1週間当たりの時間 (週に2回スーパーへ行く場合) |
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献立を考える時間 | 15分×2回 |
材料を買う時間 | 40分×2回 |
料理を作る時間 | (朝15分+昼はお弁当+夜30分)×7日 |
お皿を洗う時間 | 10分×朝夜×7日 |
料理のゴミを出す時間 | 5分 |
合計 | 570分(9.5時間) |
単純に考えて1週間だけで9.5時間も減る!
好きではないことに費やしていた時間を、好きなことに使えるのです!
これも外食文化が進んでいてリーズナブルなお値段の食堂が豊富な台湾のおかげでした。
料理を作るのが面倒という一人暮らしの女性、案外多いと思います。どこか海外に移住を考えているなら、外食文化が進んでいる場所にするといいですよ!
家で食べたい場合は、お持ち帰り用を用意してくれますしね。
外見を過度に気にする必要がない
日本人はおしゃれです。
外見はその人となりを表す鏡とも言われます。
ですが、それが行き過ぎて息が詰まる状態になる気がします。
すっぴんで外に出るのが恥ずかしいとか、化粧をしないと会う人に失礼じゃないかと半ば強迫的な考えに襲われるのですが、
台湾だとそんなことは気にしなくてよい!
街に出れば化粧をしている人もいますが、してない人のほうが多いくらい。
台湾の女性は、すっぴんにTシャツ・スキニーズボンというナチュラルな服装な人が多いです。その人が持つものを大切にしている感じ。私は好きです。
日本でいつもズボンだと、スカート穿かないねなんて言われますが、台湾だとズボンを穿いてるのが多数だから気になんてされないですから!
日本にいると安っぽい服装なんかできませんが、台湾だと気にしなくていいんだ!と日本で感じていた息苦しさから解放されました。
台湾では人々は他人の目は気にしていません。よい意味で個人主義(他人の目を気にしないあまり本屋で地べたに座って本を読むという行き過ぎた部分もあるけど)。
周りの目を気にする日本人でも、周りが同じであれば安心するので、周りが気にしないと気にしなくなるんです。
社会の『女』へのプレッシャーが少ない
「女子力」という、特定の役割を一方的に女性に押しつける言葉が象徴しているように、日本では女であることのプレッシャーが大きいですね。
女はかわいく、男より背は低く、謙虚で、色気を伴わないといけない、保護されるべき存在。
女であることで特定の役割を期待されます。
台湾では女だからといって、料理が得意とか、気が利くとか、家庭的だとかいうのはありません(かつてはあったかもしれない)。
台湾でも女性への差別はあるとは思うけど、日本ほど息苦しくはないと感じます。
化粧をしないことがマナー違反にはならないし、バスや電車に乗っても化粧をしていない人が大半です。料理ができないからといってマイナスにはなりません。私が聞く限り結婚している女性で料理ができない・ほとんどしない人は多いです。
まとめ
今回は台湾は暮らしやすいとご紹介しましたが、私が暮らしたのは語学学校の学生としてであり、台湾人との関わりも表面的。台湾社会にどっぷり使ったわけではありません。仕事をしたり、結婚をしたりした方はまた違った印象をうけるでしょう。
あくまでも学生で台湾を体験した者が感じた一側面です。
それでも一人暮らしをするなら、外食が安くて豊富であったり社会からのプレッシャーが少ない台湾が暮らしやすいなと思いました。
働くとか子育てをするとなると話は別ですが、「暮らす」を考えると台湾で数年暮らすのはありですよ~。