沢下り(キャニオニング)というのをご存じですか?
川の源流に近い渓谷で天然のウォータースライダーで滑ったり、滝壺へダイブしたりするアクティビティです。まさに大自然を身体全体で感じられる遊び!
日本にいたときから沢下りをやってみたいと思っていたのですが、日本だと群馬の山奥の水上や奥多摩など交通が不便なところに行かないとできないので、機会がありませんでした。
ですが台湾東部だと、市街地から20分ほどの場所で沢下りができるというんです!しかも1000元(約3700円)程度でできる!日本だと8000円以上はかかるので、台湾で遊んだ方が断然安い!
花蓮観光のついでに行ってきました!
キャニオニングができる花蓮とは
台北から特急で2時間ほどの台湾東部に位置する観光地。台湾を代表する景勝地として知られるタロコ峡谷など、自然が豊かな場所で、沢下りや川下り以外にもホエールウォッチングなど自然系のアクティビティが盛んです。
当日の流れ
私が予約したのは午前中(8:00~)からの半日コース。7:50に宿泊した花蓮駅前のホテル前から送迎の車に乗りました。
行く先は車で20分ほど翡翠谷。早朝に雨が降ったため、予定とは別のコースになりました。
現場に到着後、ウェットスーツに着替えます。服を着替える施設はなく、仮設のテントの中で着替えました。
着替えた後に、川の近くまで歩いて行きました。
夏休みだからか、参加者は特に家族連れが多かったです。他は友達同士、カップルなど。
降っていた小雨はやんで、暑すぎず寒すぎずちょうど良い天気でした。夏でも標高の高い所は涼しいですね。
登るのが難しい場所では、スタッフの人が手をかしてくれます。
沢登りを始めて1時間半くらいしたところでしょうか、池のようになっている場所にたどり着きました。
少し低いところからジャンプ!これくらいなら怖くないです。
そうそう、こういうのを期待してたのよ。天然のウォータースライダー!
ここは…。怖かった…。腰が引けました。でも川に飛び込んだ後の達成感はなんとも言えません。
ここで飛び込んで遊んだ後は、山道を下って戻りました。
車の所までついたら着替えて、軽食(カップラーメン)がサービスでついてくるのでそれを食べて帰りました。12時にはホテルの前に着きました。
感想とか
沢下りって川を下るのかと思っていたけれど、登るのがほとんどでした。途中で「まだ登るの?」と何度思ってしまったことか。
ウェットスーツが水を含むと重いし、足腰を使うので結構疲れます。4時間のコースの内、移動以外の3時間は常に動いてました。後で聞いたらこれでも初級レベルという…。中級レベルだともっと大変なのか…。
まあ全体的には楽しかったかな!こんな崖から飛び降りるの!?というドキドキもよかったし、なによりも川を登りきった上から見える景色がすごく綺麗!!
ただ、川の中で遊ぶ時間は思ったより少なかったので、川と激しく戯れたい人はもっと上級のコースにするか、ラフティング(川下り)のほうがよいかも。
沢下りの申込み方法
沢下りを申し込むには、自分で申し込む方法と、ホテルで申込む方法があります。
ホテルで申し込んだほうが手続きが簡単なようだったのですが、自分で申し込んだ方が安かったので個人で申し込みました。
中国語ができない場合は、ホテル経由での申込みを強くおすすめします。
大きめのホテルだったら扱っています。
個人で申し込む場合『溯溪王Riverking』
沢下りを扱っている会社はいくつかあるのですが、その中でも英語のホームページがあって外国人の受け入れも慣れていそうな『溯溪王Riverking』を選びました。
『溯溪王Riverking』では申し込む際以下のようなプロセスになっています。
- ネットから申し込む(http://www.riverking.com.tw/order/)
- 指定の銀行口座に申込みから3日以内に振り込む
- 振り込んだということを知らせる
- 前日から前々日に当日の送迎について確認の連絡が来る
- 当日集合場所にて送迎を待つ
▼ネットでの申込みの表。参考までに訳をつけました。
コースと料金
【半日コース】8:00又は13:00出発(送迎含めて全部で約4時間)
【一日コース】8:00出発(送迎含めて全部で約8時間)
他にも、午前中にホイールウォッチングをして午後から沢下りのコース(溯溪+賞鯨)や、一日目に沢下り二日目にラフティングのコース(溯溪+泛舟)等もあります。
渓谷の種類も選べます
半日コースは白鮑溪、砂婆礑、翡翠谷、三棧南溪から一つ。
一日コースは砂婆礑、子母瀑布、立芹瀑布、三棧南溪、黃金峽谷から一つ。
料金
半日コース 1200元/一人
一日コース 2400元/一人
ネット申込みだと15%割引、2人で申し込むと10%割引、4人以上だと20%割引
当日の服装と持ち物
ウェットスーツや専用ブーツ、はツアー料金の中に含まれているので用意する必要はありません。
持ち物は、水着とタオルだけ。
貴重品は財布もカメラも持って行かないように指示されました。カメラは持っていかなくても、ツアー中はカメラ専門のスタッフがいて、みんなを撮ってくれます。後日riverkingのFacebookページに写真をアップしてくれます。
着替える場所は簡単なテントがあります。水着はホテルから着ていくとよいです。また、靴よりもサンダルのほうが着替えるときは便利です。足下がぬれている可能性があるので、防水バッグに着替えの服を入れるとよいです。手荷物は全て送迎の車の中に置いていきます。
眼鏡の人は
なるべくコンタクトレンズにしたほうが便利です。水の中に飛び込むときは毎回ウェットスーツの中にしまい込むことになるので、面倒です。
最後にまとめとか
日本語でのツアーはあるの?
日本語でのツアーは用意はされていません。しかし、スタッフの中には日本語や英語が話せる人もいるので、申し込むときに伝えるとよいとのことでした。
私は今回台湾人にまぎれて中国語を聞いて参加したのですが、スタッフの人が言葉だけでなく身振り手振りで安全の説明をしてくれたのでなんとなく意味は分かりました。
スタッフの人達がすっごくフレンドリー
スタッフの方々みんなフレンドリーで、私にも気さくに話しかけてきてくれました。
というかふざけて水かけられた…笑
必死になって岩を登っていたら「超無表情だけど大丈夫?」って私の顔まねをして言われました。思わず笑ってしまったww
こういう人との距離が近いところが台湾の人のよさですね。こんなに明るくて愉快な人達とご飯食べられるんだったら、追加でできるBBQコースを頼んでもよかったかも。
一人で参加しても大丈夫?
全然大丈夫でした。数人で記念写真を撮るタイミングがあったのですが、そのときは辛かったですね(震え)。一緒の送迎車に乗っていたお姉さん達の中に混ぜてもらいました。
沢下りはみんなでキャイキャイする感じではなく、1人1人が川と戯れる遊びなので、1人でも十分楽しめますよ!
(訪問日2017年7月)
Information
『溯溪王Riverking』
住所 花蓮縣吉安吉興二街231號
ホームページ http://www.riverking.com.tw/main.htm(中国語版)
http://www.riverking.com.tw/english.htm(英語版)