製糖は台湾において元々重要な産業でした。日本統治時代には新型の工場が作られ、台湾の一大産業に発展しました。日本統治が終わった後も以降も発展を続け、1950年代には国外販売品の74%を砂糖が占めていました。
当時の繁栄ぶりがうかがえる、当時の工場の姿がそのまま残された博物館があるのでご紹介します!
台湾糖業博物館
台湾南部高雄市の郊外に台湾糖業博物館はあります。敷地が大変広いです。
工場跡地
博物館の敷地内には昔の宿舎や砂糖の製造を説明した施設があるのですが、一番のおすすめはこの、工場跡地です。
左側が入口です。
中に入ると、ダダーンと巨大な機械がお出迎え。大きい。これが動いていたときは音がすごくて夏場は熱で暑かっただろうと思うような大きさです。
上からの図。
もういっちょ上からの図。
中はほぼ廃墟です
で、この博物館何がすごいって入場無料で、さらにこのほぼ廃墟な状態の中を自由に歩き回ることができるのです! 廃墟好きにはたまりません。
いいの?こんなとこ歩いていいの?っていう位にどこまでも入れます。もちろん一部は入れないところもありますが。
木漏れ日と机。
管理室。
なぜかSFっぽい絵。
かつての工場一帯の様子。 一階には展示スペースがあり、昔の写真などが飾られていました。
好きな人はここで1時間も2時間も過ごせるのではないでしょうか。ここに挙げた写真以外にも入れる場所はあります。
この工場だけでなく周りにも見る場所はありますので、一日中時間を潰すことができます。ここだけのために高雄に行くのもアリだと思います。
Information
『台湾糖業博物館』
営業時間 09:00 ~ 17:00(年中無休)
入場料 無料
住所 高雄市橋頭區橋南里糖廠路24號
アクセス MRTレッドライン「橋頭糖廠」駅下車、徒歩5分。「橋頭」駅からだと「十鼓橋頭文創園区」入口から入場となり、徒歩8分ほどかかります。
ホームページ https://khh.travel/zh-tw/attractions/detail/211(中国語)