炭鉱関連施設が廃墟状態で残っている菁桐駅周辺【平渓線】

02.マニアック紀行

台北から1時間ほど電車に揺られて向かう台湾北部の平渓線エリア。深い谷間を走る汽車の窓から見える景色は日本の田舎を思い起こさせます。

さて、この平渓線の魅力はなんと言っても、炭鉱跡がたくさんあることです!

台北から北東に位置する平渓線や九分、金瓜山はかつて炭鉱や金鉱で栄えた場所なんですね。これらの鉱山は日本統治時代に日本人が開発したもので、この平渓線もかつては石炭を運ぶ重要な路線でした。

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菁桐駅までの行き方

台北駅から台湾鉄道に乗り、50分ほどで瑞芳駅に着きます。そこから平渓線に乗り換えます。平渓線の終点が菁桐駅です。平渓線は一時間に約一本しか出ていないので、乗り換え時間に注意してください。

菁桐駅

菁桐駅の駅舎は1929年に建てられた、70年以上もの歴史を持つ日本式木造駅舎です。一見、日本にもありそうな木造の駅舎ですが、大きくせり出した庇があったり、待合室には窓がないなど、高温多湿な台湾の南国仕様になっています。

炭鉱の暮らしを知る――「菁桐礦業生活館」

すぐに炭鉱跡を見に行きたいところですが、少し炭鉱のことを知ってから行くと、より楽しめます。炭鉱の街の様子が分かる施設があるので、寄り道して行きましょう!

駅を出て左に行くとコンクリート造りの建物が見えてきます。入場は無料です。

一階には炭鉱で使われていた道具が展示されています。二階では写真が展示されており、どのようにして石炭が掘られていたか、どんな風に人々が働いていたか様子が分かります。

炭鉱全体の地図です。駅を中心にして大きな炭鉱町ができていたことが分かります。

ここには載っていませんが、地区の名前で東京区とか北海道区などがあったそうです。今も一部の木造家屋がカフェとしてリノベーションされて残っています。

炭鉱の模型がありました。掘り出した石炭をトロッコで汽車に運ぶ施設ですね。右奥の建物の様子をちょっと覚えておいてください。

 

石炭は左の建物から橋を渡り、手前の建物に落とされます。下には線路が通っていて、落とされた石炭はトロッコに乗って運ばれていくのです。

ちなみにこの手前の建物、今も残っています。

菁桐駅の線路を挟んだ反対側にあります。左上に見える穴から石炭が下に落とされていたのです。線路の跡も残っています。

廃墟を見る――「煤礦紀念公園」

平渓線は線路に降りて歩き回ることができます。駅舎の反対側には、煤礦紀念公園につづく階段があるので登ってみましょう。

 

階段をずっと上まで登ると、炭鉱の入口が見えてきます。ここから地下へ潜り、石炭を取りに行ったのです。

周辺にはまさに廃墟。植物に覆われ朽ちつつある様子を楽しめます。

写真を撮っているカップルや親子連れで賑わっていました。人気の写真スポットなんですね。

実はこの上、歩けるんです!言葉で説明するのが難しいのですが、写真右上の部分と丘がつながっていて、普通に歩けます!これは廃墟好きには嬉しいところ!

 

トロッコを引っ張る機械が入っていた施設。今は一部トイレになっています。

 

これが、模型と同じ建物です!そのまんまや!

下はこんな感じ。力強い柱がかっこいいです。

 

観光地化された現在の菁桐駅の様子から、炭鉱町として栄えていた頃の様子を想像するのはなかなか難しいですが、建物はよく保存されています。廃墟好き、産業遺産好きに超おすすめのスポットですが、普通の観光地としても楽しめますので、行ってみてください♪

Information

煤礦紀念公園

住所 新北市平溪區菁桐街50號

アクセス 台北駅から台鉄で瑞芳駅まで行き、ローカル鉄道平渓線に乗り換えます。終点の菁桐駅にて下車。

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