台湾の東部の台東や花蓮では
毎年7月と8月にあちこちで原住民の収穫祭が行われています。
観光客向けの大きな祭りから、集落の住民だけのお祭りまで。
一日でもいろんな場所で開催されているので、はしごして回るのは大変です。
今回は2日間で2つのお祭りを見てきました。その中で失敗もあったので、ご参考までに紹介します!
東部は交通手段が特に不便
鉄道のチケットが取りにくい
7月8月は夏休みということもあり、多くの観光客が東部に旅行に行くため、鉄道のチケットが非常に取りにくいです。
平日はまだよいのですが、土日だと、予約開始すぐに売り切れることもあるそうで。
私も予約開始日の午後に見たら、望んでいた時間帯のチケットは売り切れていました。
台湾鉄道は2週間前から予約ができるので、早めにチケットを取ることを強くおすすめします。台湾時間の夜中の0時になると2週間後のチケットが発売されます。
台北から東部へは鉄道以外には飛行機という手もあります。ただその飛行機も早めに予約した方がよいです。ちなみに直通の高速バスはなく、時間がかかる上に乗り換えもあり不便です。
公共交通機関がない場合がある
原住民が住む集落は市街地にあることは稀です。
だいたいが交通の不便な山の中にあります。
バスが通っていても、2~3時間に一本だったり、途中までしか行けなかったりします。
今回行った山の中の集落はお祭りのために、バスが途中までしか行けず、ヒッチハイクをする羽目になりました…。
ホームページ上にあるバスの時刻表もすごく見にくいです。行きはよくても帰りのバスが14時の次は21時だったりします。
ということで東部での集落間の移動は、バイクや車での移動をおすすめします!
今回バイクがあったらどれだけよかったと思ったことか!
事前に日程の確認を電話ですべし
原住民のお祭りの日程は、自治体のホームページで確認することが出来ます。
ただ、これが結構間違っている場合もありまして…。
急に延期や中止になった場合は更新されませんし、一番盛り上がる日が書かれている日の前日だったりします。
一番良いのは、事前に自治体や連絡先が書いてあればそこに電話して確認をしておくことです。
参観する際に気をつけてほしいこと
参観する前に、みなさんに心に留めておいてほしいことがあります。
それは、彼らのお祭りの邪魔をしないよう十分気をつけてほしいということです。
原住民の収穫祭は原住民の方が主役です。
彼らの文化を尊重し、彼らの文化を壊さないようにしてください。
写真を撮りたいからと行って、彼らの儀式の邪魔になる場所に行ったり、むやみに儀式中の人に話しかけたり、大声で遮ったりしないでください。
また、お祭りの中にも規律がある場合があります。
例えば、台東のプユマ族の海祭りでは、男性達が海岸に行って神に祈りを捧げるのですが、女性は見に行くことは許されていません。
女性は穢れがあるということで、女人禁制の儀式や、男性のみが入ることのできる場所があるのです。
そこに無理矢理入ることは、彼らの尊厳や文化を破壊することになります。
そんなことはしないでください。
あくまでも、我々は部外者なので、その点に注意して楽しく参観してください。
なぜこんなことを言うのかというと、一部の自治体で観光客のマナー違反の増加に対して注意を呼びかけるということがあったからです。
お祭りを残していくためにも、観光客としてマナーよく参観したいですね。
【豊年祭・収穫祭のスケジュール2017年】
☆アミ族(阿美族)のお祭りが華やかで有名です。
まとめ
原住民のお祭りは部族や集落ごとによって内容は変わります。
現代化に伴って形式的な儀式になっている所もありますが、
その部族独特の文化が現れているところもあります。
私が今回行った台東のプユマ族の海祭では相撲大会が開かれていたのですが、すごく盛り上がっていて、ついつい見入ってしまいました。
一方で、もう一つ行った場所は、一番盛り上がる踊りの部分が既に前日に終わってしまい、行ってみると宴会だけ、なんてこともありました。少し残念。
こんな風に当たり外れがある原住民のお祭りですが、とてもよい旅の思い出になること間違いありません。
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