自分はこれまで無鉄砲な生き方をしてきたとは思う。
公務員を辞めた。
そして台湾に語学留学をした。
日本に戻ってきてから東京で就職し、そしてまた台湾に行こうとしている。
公務員をやめたときは
よく勇気あるね〜とか、よく決めたね〜と言われた。
自分としてはそこまで大きな決断ではないと思っているので、「そうですかね〜」と流す。
選んだというより、必然だったというのが強いかもしれない。若さもあった。
でも、たまに猛烈な不安に襲われることがある。
休みの日に実家で何気なく過ごしている時によくおこる。大抵は夜だ。
そのときになって初めて、自分が選択したことの大きさに気がつくのだ。
「なんてことをしてしまったのだろう…」と。
今の会社を辞めて、全く未知なる場所に行くなんて、博打ではないか。
うまくいくかどうかの保証もないのに。
そうしてずぶずぶと黒いものが私を覆っていく。
不安が心を侵食し、答えが載っているはずないのに、ネットに答えを求めてしまう。
画面をスクロールし続けたりしてしまう。
怖いのは、不安の大きな原因は、
これからがどうなるのか分からないからだ。
そういうとき、考えるのは
「これでもし失敗したらどうなるのか?」
ということ。
失敗しても、死ぬわけではない
正直なところ東京での就職は失敗ではあった。
でも、死ななかった。
台湾への語学留学も、自分のキャリアとは繋げられなかった。
日本に帰ってきたけど、結局また台湾に行こうとしている。
そう、死ぬわけではないのだ。
理想できな職場はないけれど、食べるに困らない実家も自分にはありがたいことにまだある。
こんな風に考えて、その日のうちは寝てしまう。
そうすると、次の日は不安は和らいでおり、
どうすればよいのかの行動の指針がふんわりと頭に浮かんでいる。
要するに、眠い時、体調の悪いときには考え事はするなということかな。