大阪に来てからの2ヶ月を振り返る

14. 日記

前略、おふくろさま

私は晴れて大阪で新生活をスタートすることができました。1日も早く今の生活に慣れて健やかな大阪生活を送りたいと思っています。

ですが・・・いささか戸惑っていることがあります。

今住んでいるゲストハウスに来て1ヶ月半、初めは心配だったオーナーさんともうまくやれてます。ゲストハウスを開いているだけあって細かいことを気にしないとても気持ちのよい人です。私のようなフラフラした人間でも受け入れてくれる包容力があります。

ゲストハウスには他に台湾人のスタッフが2人いて、彼らとは中国語を使って話しをしているので忘れずにいられます。

ですが…その2人のうちの1人が全然掃除をしないことに戸惑いました。

もう1人の台湾人に「台湾人は掃除をしないものなのか。部屋が汚くても気にしないのか」と相談したら「違う〜!こういう人はほんの一部だよ!」と言われました。

だんだん話しているうちに掃除をしない人も分かってくれて今は言えばちゃんと掃除をしてくれます。

今住んでいるところは結構気に入っていて、歩けば私の好きな昭和の建物にたくさん出会えます。

新しい住宅もあるのですが、その間にもう70年以上も経っていそうな趣ある建物があって散歩するのが楽しいです。

この間なんて神田川の歌のイメージそのままの昭和の木造アパートを見つけて一人興奮してしまいました。アベックが同棲してそう!

立地もなかなかよくて、自転車で30分行けば都心にも出られます。東京と比べてとてもコンパクトなところも好きです。

ですが…人々の交通ルールに対する認識があまい気がします。運転が荒い車もあるし、歩行者が歩いていても止まってくれない車もあります。信号を気にしない歩行者も多く「ここは台湾か!」と思うこともしばしばです。

ああそうだ、私が今回大阪に来た目的である「映像編集」ですが、まだまだこれからというところです。

週に一度とてもおしゃれなコワーキングスペースに行って少人数の講座を受けています。他のメンバーはデザイナーやイラストレーター、フリーターなど様々です。

もう少しで二ヶ月経ちますが、正直なところ自分がどのくらい力がついたのか分かりません。

講師の先生は「半年しかないですからね〜」が口癖で、一生懸命私達生徒を引っ張り上げようとしてくれます。感謝です。

 

突飛押しもなく大阪行きを決めた私を、何も言わずに送り出してくれた母上様と父上様にはとても感謝しています。

父上様の「(大阪に行って)必ずしもうまくいくとは限らないけど、行って損することはないと思うよ」という言葉が胸に刺さりました。初めていいこと言いましたね。父さん。

バイト先も決まりました。これで安定した収入が入るので一安心です。

このバイトが決まるまでしばらく工場で単発のバイトをしていましたが、名前で呼んでくれる職場もあれば名前でなく「おねえさん」と呼ばれる職場など様々ですね。

やりたくない作業を長時間することは罰ゲームに近いものがあると実感しました。特に検品はキツイです。

とりあえず固定されたバイト先があると安心ですね。まだバイトが始まってないのでなんとも言えませんが、よい場所であることを祈ります。

最近台湾に行ってきました。

飛行機から降りた途端にワクワクしている自分がいました。そんなミーハーなつもりはなかったのに!

貧乏性が抜けなくて、台湾についても最初のごはんはビュッフェ形式の「自助餐」でした。自分の好きなおかずを好きな分取れるのはいいですね。

日本語世代のじいちゃん達にも会ってきました。みなさんお変わりなくお元気でした。じいちゃん達の顔が見れるだけで嬉しいですね。

以前通っていた台湾大学のキャンパスにも行ってきました。学食が改装されていたり、図書館に新しい機械が整備されていたりと、ちょっとしたところが変化していて、時間の流れを感じました。

あの語学留学の1年間は青春だったんだなとしみじみ感じました。

 

中国語を使ってみて、もっと話せるようになりたいと意欲が出てきました。もっと台湾人から暮らしの様子を聞き出したい。

でもそれにはもっとしっかり勉強する必要があります。台湾語も少しだけ体系的に勉強して、なんとなくでも音を聞き取れるようになりたいですね。

 

今回の滞在を経て思ったのは、台湾に戻ってあと2〜3年滞在してみたいということ。そしていろんな場所にフィールドワークに行きたいです。

ですが…私が台湾で生活するには娯楽が足りません。日本語の書籍、日本語の映画、楽しいショッピング。私には手放せないものです。ですので理想は日本との二拠点生活です。早く実現させたいです。

そうそう、日本に留学に来ている中国人の青年と台湾で知り合いになりました。ちょっとうぶな青年を「(初めての台湾で)まだ遊び足りないでしょう?」という文句で連れ出したのにはいささかセンスがなかったように思います。

彼の話を聞いてみるに、彼の故郷の山東省はかつてドイツの植民地だった関係でドイツの建物が残っているそうです!

建築好きとしてこれは行ってみたい!中国の古い町並みを見たいのなら内陸部をおすすめされました。

家のことで気がかりなことがあるとすれば、残してきた「カエルどん」のことでしょうか。

毎日遊んでいたカエルどんが、私がいなくて寂しがっているのではないかと心苦しいです。

寂しいと死んじゃうのでちゃんと添い寝してあげてください。

 

風が強くて外にあったゴミバケツが大破した日に 大阪より愛をこめて

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